7月大歌舞伎
夜の部を見てまいりました。
夜の部は「夏祭浪花鑑」「天守物語」。
「夏祭浪花鑑」は市川海老蔵、若さあふれる熱演(って確か同じ年齢だったような~・・・)。
実際に起きた(元禄年間に起きた)舅殺人事件や初演(1745年)に堺の魚売りの殺人事件をもとに書き下ろされ、人形浄瑠璃として初演されたものです。
格子柄の着物など、衣装も見もの。粋ですっきり。
時代とともに、「論理的な裏づけもあって、話の展開に納得」という作品が好まれるようになったのかな~、とも思いました。というのは、今回の作品は、どうしようもない理由があって殺人を起こしてしまった、というよりも、嘘もチープな感じだし、その挙句の殺人も、身勝手な印象を受けたので。ヤクザモノのチープな争い、みたいな(失礼)。
ま、当時の人には事件の背景が分かっていたので、説明不要だったのかもしれませんが。イヤホンガイドをつけるべきだったか!(今回使用せず。やはり、つけたほうが良いと思います。台詞も良く聞こえますし。オススメ。解説で台詞を邪魔してしまうコトもありますが・・・たぶんそんなことは稀だと思います)。
殺人の場面、すごいです。
金のある不幸と金のない不幸とある、とはいうものの、もう少し、情に訴える裏づけエピソードがあれば、さらにすごみが増すような・・・。
役者の熱演と、当時の大阪の夏の暮らしを垣間見る、という楽しみ方をしました。
さて、続きまして、「天守物語」。泉鏡花の作品です。立ち見がいっぱい~。
玉三郎、美しいです。華があります。美しいっていいことだな~。圧倒的。玉三郎を見に来たヒトが多いのではないでしょうか。われんばかりの拍手。妹役の勘太郎も綺麗でした。
その美に応える海老蔵も色気あります。
やっぱり、いいね~、美男美女の組み合わせって。と、一緒に見た友人としみじみ。
泉鏡花の台詞に関して、「辻褄が合わない、分かりにくい」とのことですが、ファンタジーだと思えば有りなんじゃないかな~、と思いましたです。幻想的ですし。漱石の幻影の盾とかもいいな~、舞台を日本にして歌舞伎にならないかな~(あ、でも、親族で色々争っているというニュースが出ていましたし、なかなか上演できないのかも・・・)。
女童(カムロと呼んでいたような・・・。遊女になるの??)がカワイイ。そして、コワイ。2人とか3人とか複数になることで、妖しい独特の世界感が増していました。手まりして遊んでいるのは、横溝正史の世界みたい。
大きな獅子が動きまわるのも、見ものです。
最後はハッピーエンドで。(って書くと、なんだか違う作品のようですね~、そういう明るい感じがしないんですよね~)。
泉鏡花の妖しい幻想的な世界感が感じられる舞台でした。
客席は、外国人も多かったです。
昼の部の「海神別荘」も見てみたいです。涼しげ~。美術が天野喜孝で、まさに天野喜孝の世界!!ファイナルファンタジー!といえば伝わります??
☆☆☆
さて、今回のお土産。
歌舞伎座の先、昭和通り沿いに「レーマン」というお菓子屋さんがあります。徒歩2、3分。
銀座歌舞伎座店限定パッケージのあずき抹茶チョコ。
40g。
歌舞伎座の建物がパッケージになっているので、歌舞伎見てきたよ~と、ちょっとしたお土産に良いかもしれませんね~。
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